野茂を見て熱くなった少年時代
野球の話。
野茂英雄が大リーグに渡って、25年が経った。
今や日本の選手はリスペクトを持ってチームに迎えられるが、当時の米国は日本人? 何ができる?という時代。軽蔑の目もあっただろうが、その壁をぶち破り、名もなき新人がバッタバッタと三振を奪うシーンは、子ども心に痛快だった。
昔から、成り上がるストーリーが好きだ。
家のガレージから世界を席巻し続けるアップルを作ったスティーブ・ジョブス、日本でもサイバーエージェントを立ち上げた藤田さん、ZOZOを一躍有名企業とした前沢さんらの話を聞いたりすると、心が弾む。
いろんな壁や偏見にぶつかり、そっぽをむかれながら、裸一貫で世に出るのは並大抵のことではない。その裏には圧倒的な努力、突き抜ける実力、運、いろんな要素を絡みながら、一握りの人や会社が上に行く。
ガレージから生まれた、魅力あふれるギアの数々
キャンプシーンでも、小さいガレージから生まれたブランドが、キャンパーの心を捉えてはなさない。
キャンプを始めた時は、大手の会社しか知らなかったアーベイも今はすっかり虜(とりこ)だ。
何がいいのか?
やっぱり、一品にかける思いや工夫が伝わるからだろう。
大量生産ができない分、商品は細部にこだわり、考え尽くした痕跡が見える。
例えば、BALLISTICS(バリスティックス)とH&Oのコラボ商品、ウエットティッシュカバーのキャップ(EWT CAP↑上の写真)。
おしゃれキャンパーはとにかく、日常感を出したくない。ティッシュ、ウエットティッシュ、キッチンペーパー・・・。買ったまま自分のキャンプサイトにあると、「うーん?なんか、理想と違うな」と思う人も多いのではないか?
その気持ちを汲んで、熱意を持って商品に落とし込み、クールでおしゃれな逸品を完成させた。運よく、「すぐなくなるから買っておいた方がいい」とショップの人に言われて購入したが、このキャップはなかなか手に入らないらしい。
他にも、THE ARTH(ざあーす)が手がけるヘキサテーブル、SANZOKU MOUNTAINが出している焚火台やランタンポール(SHOCK)、BALLISTICSの多種多用なカバーやケース、WHAT NOTの収納ケース、ソマビトのゴールゼロ(ライト)につけるカバーのZERO SOX(一番上の写真参照)など、キャンパーを魅了するガレージブランドのギアは多数ある。
一方、まだ世に知られていないガレージブランドも、日夜、工夫と趣向を凝らして商品の開発に力を注いでいるだろう。いつか、日の目を見ることを夢見て。それがまた、キャンプシーンを熱くする。
子ども心に、野茂の姿が眩しくうつり、憧れを抱いたのはなぜか。
それは野茂のメジャーへの思いを、情熱を感じ取ったからだろう。
思いなきところに、成功はない。野球でも、キャンプでも。
今回はこの辺で、スポーツ大好きなアーベイ。
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