【チェア】軽量、コンパクトかつ頑丈の最強ヘリノックス

ギアレビュー

チェア界のイチロー

 キャンプを始めて、まずはテントやタープの設営に思いのほか時間がかかることを実感する。

 特に夏場になると、それに暑さも加わり、滴り落ちる汗を拭いながら、必死にポールを通したり、ペグを打ったりとハードだ。

 やっと設営が終わったと思ったら、今度はテーブルやチェアを出さないといけない。その時に、組み立てに時間がかかる椅子だと、ため息しか出ない。

 さっと取り出せて、さっと作れて、さっとしまえる。軽くて、コンパクトで幅を取らない。なのに、重さに耐えられる頑丈な作り。5拍子も6拍子も揃う、イチロー選手のようなチェアが、「ヘリノックス( HELINOX)」だ。

 大型アウトドアショップに行けば、店頭にずらっと並んでいるので、キャンプを始めた多くの人がその存在を知っているだろう。

 自分もキャンプを開始してすぐに購入した。昔から大好きなブランドで洋服も買っているSOPHのF.C.R.Bがヘリノックスとコラボしており、これは行かねばと、すぐに店頭へ。普通のヘリノックスより、少し値ははる(税込20900円)が、昔から馴染みのあるデザインは即買いの逸品だった。

組み立ては1分以内

 使用していて一番いいな!と感じるのは、やはりそのコンパクトな収納。ウッド系の椅子は車の中でも幅を取るが、ヘリノックスの椅子はかなり小さくなるので、2個持ち、3個持ち、4個持ちでもかさばらない。車の小さいアーベイにとってはかなり助かる。重量は手持ちのスケールで測ったら、944グラム。袋に入れても1キロ程度の重さだ。

 組み立てるのも慣れれば、1分かからないだろう。アルミ合金のフレームにゴムが通っていて、折りたためる形になっているが、出す時は自動のように、あれよあれよと、くっ付いて出来上がる。そこに生地をかぶせるだけだ。 

 座り心地はさすがに、ウッド系の椅子の方が重い分、安定感はある。それでも収納力、軽さ、そしてデザイン性(いろんな種類の、いろんな色が出ている。コラボもしている)を備え、ある程度の心地よさがあるヘリノックス は、おすすめのギアだ。ちなみに、アーベイが持っているFCRBコラボのチェアは、耐体重145キロとかなりの重量に耐えられるほど、頑丈に作られている。

 自分はタクティカルテーブルMも購入。椅子と同じような仕組みで簡単だ。荷物を減らしたいソロキャンパーに最適。我が家はサイドテーブルで使用している。

 チェアの値段は種類によってまちまちだが、13000円〜20000円前後。値段は高い分、質は高い。

 一つだけ、生地がナイロンとポリエスチルで焚き火の火の粉に弱いと、ベテランキャンパーが話していた。その話を聞いたため、焚き火台の近くで座ることは避けているので、経験はないが、その点は注意した方がいいかもしれない。

 テントやタープと同様、テーブルやチェアはそのサイトの骨格をなす。

 見た目だけで判断し、勢いで買って失敗した経験があるので、よく吟味した方がいいだろう。

 ナイースないすを選んでください。

 今回はこの辺で、オヤジギャグが好きなアーベイ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました