子どもを笑顔にするキャンプの力

雑記

一人っ子の孤独をなくす

 自分が一人っ子だから、娘の寂しさはよく分かっている。

 数年前、幼稚園に通っていた娘を公園に連れていっていた時、周りが兄弟や姉妹で遊んでいる中、一人ポツンとしているのを見て哀しくなったものだ。

 今でも兄弟や姉妹がじゃれあっているのを、うらやましそうに見つめている娘の眼差しが心に刺さる。小さい体で痛感している孤独を理解できる分、パパは敏感に反応してしまう。

 だが、キャンプ中は不思議と、その孤独感を娘が感じていない。

 グルキャンはみんなで一緒になって遊ぶし、一人でキャンプ場の遊具で遊んでいても、必ず、友達をつくって、とびっきりの笑顔で走り回っている。

 これがキャンプの力かーー。

 先日、兵庫県の湯ノ原オートキャンプ場を訪れた時もそうだった。

 朝食を取り、「ちょっと遊んでくる」と言って、遊具のある広場に向かった。

 遠くで眺めていると、いつの間にか、数人の子と意気投合してシーソーをやったり、ブランコをやったりしている。そして、偶然、通っていた幼稚園が一緒だった子もいたとかで、それはそれは楽しそうに汗を吹き出しながら駆け回っていた。

 それもこの場に限ったことではなく、丹羽篠山やまもりサーキットに訪れた時も同様の光景があった。

パパの道楽が娘の笑顔に

 コロナ禍で、小学校の体育なども制限され、マスクをつけて行動する姿は胸が痛む。

 一方で、キャンプ場で大自然に触れ、日頃は会えない虫たちを観察し、広々とした場所で友達と戯れている姿を見ると安心する。特に大がつく田舎で育った自分にとっては、「これなんだよなあ、子供は。これが大切なんだよ」と、納得してしまう。

 キャンプに詳しい人が周りにいるわけでもなく、見切り発車で始めたパパの道楽だけど、娘の笑顔や充実した表情を見るたびに、キャンプを始めて本当によかったなあとつくづく感じる。

 ただ・・・。

 娘のことと、ギアを無駄に集めて浪費することは別よ!!!という妻の無言の重圧も、ひしひしと伝わる。

 だが、それは敏感に感じないことにしよう。

 鈍感力も、人生を楽しく生きるには必要なことだから。

 今回はこの辺で、アーベイ。

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